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今後の展開について

弊所は、ホームページにもあるように、「子どもの生育環境を整える」を事務所理念に、今後は子ども関係の分野に特化していきたいと考えています。

これまで弁護士業務を通じて色々な子どもと出会ってきました。少年事件を犯し少年院を退所後も帰る場所のない少年交通事故で両親を亡くした子ども両親の離婚の際に必死で感情を押し殺そうとしている子どもなどです。

法律や弁護士業務は、過去を遡る作業です。例えば、少年事件では、少年が犯した罪の内容、そしてそれを犯した背景的な事情を振り返ります。交通遺児を生んだ交通事故賠償やその後の相続手続では、交通事故の状況やそれまでの両親の稼ぎなどから賠償額を算定したり、それまで形成した両親の財産を相続のために調査したりします。
これらの作業はもちろん重要です。少年事件であれば、自らの犯した罪の内容やその原因を探ることが矯正の第一歩です。事故賠償などで得たお金で交通遺児は今後の生計を立てていく必要があるわけです。

ただ、それだけで必要十分かというとそうではありません。法律問題が生じた「その後」の生活がどのような状況で過ごせるか過去ではなく子どもの育つ未来の環境、それがとても重要なんです。
少年が少年院から退所した後、どこでどんな生活をするか、少年自身にとっても、再犯を防止するという社会的な観点からも重要です。交通遺児が、その後どこで誰と暮らすのか、賠償等で得たお金をどのように管理し使用するか、誰に管理してもらうのか、これも大変重要です。離婚の場合でも離婚後、片親になって、養育費の支払いはあっても、相対的貧困状態に陥って満足な生活を送れなくなる可能性もあります。

私は、これまで、弁護士業を通じて知り合った子どもの中でも、「その後」の生活に不安がある子どもとは事実上ですが関りを持ち続けています。それはただ心配だからです。そして、一度、何かの縁で出会ったのであるならば、幸せな生活を送ってほしいからです。子どもから積極的に大人に相談することなんてまずありません。定期的にその子を見て、変化があれば一言だけでも何かの声をかけることができればいいと思っています。
でも事実上の関与だけでは限界があるなと最近思い始めました。会える頻度も私の金銭的な面でも(笑)。

だから、今後は、「その後」の生活にもコミットできる事業を多方面でやっていきたいと思っています。弊所にコミットしてくれた子どもはもう成人するまで安心だと皆さんから言っていただけるような事務所を目指して頑張っていこうと思います。

その第一弾として、私設塾の開設準備を今進めています。そちらの内容は次回お話します。